2020年5月22日金曜日

参拾七煎目 ノンフィクションその16 草は、根性があり、強い!!

茶壺助が、お百姓さんになりたくて、家庭内農業を始めて、はや数十年、プロのお百姓さんまでいかないけれど、お十姓さん(本来のお百姓さん能力の十分の一)ぐらいにはなれたかな???
農業を始めて、絶対に、絶対に、勝てないことがあります。
敵は、そ~です、恐怖のタンポポです!!!!
タンポポは、刈っても、刈っても、根っこを掘っても、すぐに元気に育って、のびて、のびて、のびて、のびて、のびてきます。
あーっというまに、林になります。
悔しーい、悔しーい!!!!!
それだけではありません。
朝は、花がしぼんでいても、気温が上がると、花が開いて、また、また、ぐんぐん育ちます。
そして、そしてですね、刈った花をそのままにしておくと、花が綿帽子の種に変身するのです。
怖いですね、恐ろしいですねー!!!!
綿帽子の種がそこら中に飛んで、また、また、タンポポが増えるのです。
あーっと言う間に、野菜畑ではなく、タンポポ畑です。
茶壺助の畑は、無農薬、有機栽培だから、土が傷むので、除草剤が使えません。
最近は、竹も侵食してきました。
茶壺助、負けちゃいそうです!!!!!
でもね、茶壺助、負けません。
頑張って、来る日も、来る日も、刈って行きます!!!!
いつか夢見る、タンポポと竹のない畑にするために!!!!
頑張るぞー、エイエイオー!!!!


参拾六煎目 ノンフィクションその15 エンジンが始動しない恐怖

茶壺助が乗っている自動車のお話です。
自動車の免許を取ってから、いつか乗りたいと思っていた某ドイツ産の自動車を、やっと購入し、大きな故障も無く、12年乗って、約120000kmほどのときでした。
ある年の11月23日に、郵便局へ乗って行ったときのことです。
帰りに、何度もキーを回しても、エンジンがかからず、うんとも、すんともしないのです。
どうしようもないので、JAFを呼びました。
JAFのお兄さんが、いろいろ調べてくれたのですが、原因がわかりませんでした。
最後に、バッテリーを直結すると、あら不思議、バッテリーがあがってもいないのに、一発でエンジンが始動しました。
心配なので、すぐに行きつけの自動車工場へ持っていき、そく入院させました。
しかし、原因不明でご退院しました。
そして、12月23日とある用事で走らせた帰りのことです。
また、エンジンがかかりません!!!
そこで、学習能力がある茶壺助は、近くの知らない人にお願いして、バッテリーを直結して、エンジンを始動してみました。
あらあら、摩訶不思議、エンジン一発始動でした。
「君は、また、1月23日に、エンジンがかからないよねー!!!」と、日本語で自動車に問いかけましたが、返事がありません。
ドイツ語じゃないと通じないのかな?
そこで、返事がないので、愛着がありましたが、サヨナラすることにし、ガ〇〇〇へ査定に行きました。
そこで、こりゃまたビックラ!!!
「査定額は、イチキュッパです。」
十九万八千円ではなく、一万九千八百円が、査定でした。
長く待たされ、そうそうに帰りました。
そして、某有名買取店へ行き、査定してもらったところ、なんと、なんと-----
「査定額は、十万円です。」
即決で、引き取っていただきました。
これで、二度と恐怖の23日に、めぐりあうことがなくなりました。
「ほっつ!!!」
今も、彼は、23日になると、沈黙しているのでしょうか!!!!


参拾五煎目 ノンフィクションその14 なぜか、家のまわりにいるスズメは、太っている!!

茶壺助が、お百姓さんになりたくて、家庭内農業を始めて、はや数十年、プロのお百姓さんまでいかないけど、お十姓さんぐらいにはなれたかな???
その年の春は、枝豆、いんげん、カブ、とうもろこし、ほうれんそうなどの種を植え、今か、今かと発芽するのを、わくわく、心待ちしていました。
でもね、枝豆、いんげん、とうもろこしが、発芽しないんです。
種を植えた畑を掘って見ると、種がないんです。
「うーん、やられたな!!!」
何かに、食べられたのです。
周りを観察すると、やけにスズメが多いのです。
それに、よく太っている。
「食べたのは、こいつらだ!!!」
次の年からは、発芽するまで、ペットボトルを半分にしたものをかぶせたので、ぜーんぶ発芽しました。
「お十姓さんは、人間なので、スズメより頭が良いのだよ、スズメくん!!!」
その年は、スズメがやせているように思いました。
かわいそうなので、たまに、鳥のご飯を、畑の周りにまいておきました。



参拾四煎目 ノンフィクションその13 チタンプレート

茶壺助が、福島県にある、とある家の引っ越しを手伝って、右手首を複雑骨折をし、入院していたときのことです。
複雑骨折のため、長時間の手術でしたので、朝から飲まず食わず、そして、大量の点滴です。
手術は、2時間程度と言われましたので、トイレに何回も行きました。
そして、茶壺助は、骨折部分にチタンプレートを装着する手術をうけました。

茶壺助は、ちょーがまんができなかったので、手術室でおしっこをさせてもらいました。
このことで、入院中、茶壺助は、病院職員の間で、有名人だったようです。
そして、退院したときの請求書を見たとき、びっくらこきました。
なんと、右手首につけてもらったチタンプレートは、時価約30数万円だったのです。
だから、一年後にチタンプレートをとってもらったときに、看護師が、「記念に、持って帰ってくださいね。」と言ってくれたのでした。
こんなに高かったんだ!!!!!