今日は、茶壺についている紅線(こうせん)のおはなしをしますね!!
茶壺についている紅線(こうせん)は、中国結といって、台湾で発展した細やかな紐結びで、茶壷の蓋と取っ手を結ぶ紐(アジアンコード)の飾りです。
デザインがすてきで、また、かわいらしく、最近、壷をかざりつけることが、ずいぶんはやだし、いろいろな色の紅線(こうせん)があります。
紅線(こうせん)は、茶壷と蓋をなくすことを防いだり、蓋を、大事に扱うように付けられたものです。
また、中国茶は、茶壺を素手でさわれないほどの熱湯を使い、お茶をいれますので、手をヤケドしないように、紅線(こうせん)を結ぶのです。
熱湯を茶壺に注ぐときに、蓋を直接さわらなくてもよく、紅線(こうせん)を指でつまめば安心ですね。
茶壺本体と蓋が離れないと、なんとなく安心感があります。
同じような茶壷があっても、紅線(こうせん)の色で、区別することができます。
紅線は、一つ一つが、中国結で手作りされているので、蓋と本体がつながり、完全にフィットする組合せは、世界で1組だけです。
紅線(こうせん)の結び方
1 用意するもの
ハサミ、定規、ライター、リリアンの糸、または、ミサンガの糸など約100cm、茶壺
※ わかりやすいように、赤と黄緑の糸を使っています。二色の糸を使ったので、結び目が、ふたの取っ手部分にあります。
2 平らなところに、ふたをはずして、茶壺を置きます。
3 ふたの取っ手(突起部分)に、糸をかかけます。
4 茶壺の持ち手に左右それぞれから、赤い糸と黄緑の糸を通します。
茶壺の持ち手部分に、糸が二重(赤い糸と黄緑の糸)に通っています。
5 茶壺の持ち手部分に通した糸を、再度、ふたの取っ手(突起部分)に、糸をかかけます。
左側が赤い糸、右側が黄緑の糸です。
6 壺とふたの間に通っている二重の糸の上を、左側に輪を作って、左側の赤い糸を右側へわたします。
7 右側の黄緑の糸を、赤い糸を下にして、茶壺とふたの間に通っている二重の糸の下から、右側の黄緑の糸を左側へ通します。
11 下から通した左側の黄緑の糸を、右側の赤い糸の輪の中に下から通し、左右から、赤い糸、黄緑の糸を引っ張ります。
いつも、赤い糸が、茶壺とふたの間に通っている二重の糸の上をわたり、黄緑の糸は、茶壺とふたの間に通っている二重の糸の下を通ります。
茶壺を裏返すと、やりやすいです。
13 茶壺の持ち手部分に近づいたら、編むのをやめます。
15 約5mmほど残した糸を、ライターで焼いて、ほどけないようにします。
完成 横から見た状態
完成 後姿
紅線は、それほど難しくないですよ!
みなさんも、ぜひ、紅線を結んでみてくださいね!
こんなとき、あんなとき、こわかったとき、ヒマなとき、あ~あっ!!
お茶が飲みたい、東方美人茶、蜜香紅茶、金萱茶(きんせんちゃ)、祁門紅茶(キーマン紅茶)が飲みたい!!
《教訓》
《教訓》
辛いときこそ、口もとで笑うと、勇気と力が湧きます!!
挑戦した数だけ、勇気と自信がふえます!!
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