2015年3月22日日曜日

八煎目 最近流行のオシャレな紅線(こうせん)の結びかた(茶壺のふたと取っ手についている紐)

今日は、茶壺についている紅線(こうせん)のおはなしをしますね!!

茶壺についている紅線(こうせん)は、中国結といって、台湾で発展した細やかな紐結びで、茶壷の蓋と取っ手を結ぶ紐(アジアンコード)の飾りです。
デザインがすてきで、また、かわいらしく、最近、壷をかざりつけることが、ずいぶんはやだし、いろいろな色の紅線(こうせん)があります。

紅線(こうせん)は、茶壷と蓋をなくすことを防いだり、蓋を、大事に扱うように付けられたものです。
また、中国茶は、茶壺を素手でさわれないほどの熱湯を使い、お茶をいれますので、手をヤケドしないように、紅線(こうせん)を結ぶのです。
熱湯を茶壺に注ぐときに、蓋を直接さわらなくてもよく、紅線(こうせん)を指でつまめば安心ですね。
茶壺本体と蓋が離れないと、なんとなく安心感があります。

同じような茶壷があっても、紅線(こうせん)の色で、区別することができます。
紅線は、一つ一つが、中国結で手作りされているので、蓋と本体がつながり、完全にフィットする組合せは、世界で1組だけです。

紅線(こうせん)の結び方

1 用意するもの
 ハサミ、定規、ライター、リリアンの糸、または、ミサンガの糸など約100cm、茶壺
 ※ わかりやすいように、赤と黄緑の糸を使っています。二色の糸を使ったので、結び目が、ふたの取っ手部分にあります。


2 平らなところに、ふたをはずして、茶壺を置きます。
3 ふたの取っ手(突起部分)に、糸をかかけます。


4 茶壺の持ち手に左右それぞれから、赤い糸と黄緑の糸を通します。



茶壺の持ち手部分に、糸が二重(赤い糸と黄緑の糸)に通っています。


5 茶壺の持ち手部分に通した糸を、再度、ふたの取っ手(突起部分)に、糸をかかけます。
左側が赤い糸、右側が黄緑の糸です。


6 壺とふたの間に通っている二重の糸の上を、左側に輪を作って、左側の赤い糸を右側へわたします。


7 右側の黄緑の糸を、赤い糸を下にして、茶壺とふたの間に通っている二重の糸の下から、右側の黄緑の糸を左側へ通します。


 8 下からわたした右側の黄緑の糸を、左側の赤い糸の輪の中に下から通し、左右の赤い糸と黄緑の糸を引っ張ります。



 9 茶壺とふたの間に通っている二重の糸の上を、右側に輪を作って、右側の赤い糸をわたします。

 10左側の黄緑の糸を、赤い糸を下にして、茶壺とふたの間に通っている二重の糸の下から、左側の黄緑の糸を右側へ通します。 

11 下から通した左側の黄緑の糸を、右側の赤い糸の輪の中に下から通し、左右から、赤い糸、黄緑の糸を引っ張ります。


 12 左右の糸通しを、何度も繰り返していきます。
 いつも、赤い糸が、茶壺とふたの間に通っている二重の糸の上をわたり、黄緑の糸は、茶壺とふたの間に通っている二重の糸の下を通ります。
    茶壺を裏返すと、やりやすいです。




13 茶壺の持ち手部分に近づいたら、編むのをやめます。


 14 左右の余分な糸を、約5mmほど残して、ハサミで切ります。


15 約5mmほど残した糸を、ライターで焼いて、ほどけないようにします。


完成 横から見た状態


完成 後姿


紅線は、それほど難しくないですよ!
みなさんも、ぜひ、紅線を結んでみてくださいね!

こんなとき、あんなとき、こわかったとき、ヒマなとき、あ~あっ!!

お茶が飲みたい、東方美人茶、蜜香紅茶、金萱茶(きんせんちゃ)、祁門紅茶(キーマン紅茶)が飲みたい!!

《教訓》
辛いときこそ、口もとで笑うと、勇気と力が湧きます!!
挑戦した数だけ、勇気と自信がふえます!!


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